【復帰50周年記念事業】沖縄鉄軌道導入に向けた機運醸成事業(7~11月頃開催予定)
【50周年記念事業としての意義・効果】
本県では、戦後、沖縄戦により壊滅した県営鉄道の復旧は行われず、道路整備を中心とした陸上交通政策が進められ、基幹的公共交通システムを有していない唯一の県となっており、鉄軌道の導入は県民の長年の悲願となっております。復帰50周年という節目で、鉄軌道の導入効果を広く県民に周知することで、改め鉄軌道について考えて頂き、導入に向けた機運醸成を図る。
【実施時期】
令和4年7月~11月頃 を予定
【事業の内容等】
※本事業は現在、委託業務の公募中です。具体的な業務内容は、今後変更する可能性があります。
沖縄に鉄軌道が導入されることで、誰もが自由に移動でき、誰もが住み慣れた地域で暮らせるなどの導入効果を広く県民に周知するシンポジウムの開催や将来、社会の一躍を担う若い世代に向けた、学生向けの導入効果を体験してもらう取組などを実施し、鉄軌道導入に向け、県民一体となる機運醸成を図る。
1 鉄軌道PRキャラバン及びシンポジウムの開催
シンポジウムのプレイベントとして、本島北・中・南部の大規模商業施設等で、鉄軌道の導入に向けた取組や導入効果、戦前に沖縄を走っていた軽便鉄道の資料等を展示、また、県外鉄道事業者等と連携した取組等を行い、鉄軌道の取組について幅広く周知を行う。その後、鉄軌道が導入されることで、交通渋滞が緩和され、誰もが自由に移動でき、誰もが住み慣れた地域で暮らし、望む教育・医療を受けることが出来る社会の実現に寄与できるなど、導入効果を広く県民に周知するシンポジウムを開催し、復帰50年を迎えて今なお残る課題の解決に向けて、鉄軌道導入に向けた機運醸成を図る。
2 高校生向けの鉄軌道導入効果体験・発表する取組
他県を訪問し、速達性や乗り継ぎ利便性、駅周辺のまちづくりの状況等の鉄軌道の導入効果について、体験・視察してもらい、その効果の理解醸成を図り、帰沖後、自らが感じた鉄軌道の効果及び沖縄鉄軌道に期待する効果について発表してもらうことで、広く県民の機運醸成を図る。
3 小学生向け鉄軌道導入効果のワークショップ開催
沖縄の交通課題や鉄軌道の導入効果について、クイズやゲーム等を通して理解してもらい、また駅周辺のまちづくり効果について、まちづくり体験キットを使い、考えてもらうことで、その効果について理解醸成を図る。
参考リンク:復帰50周年特設サイト